気になる危ない歯医者の見分け方

すぐに歯を削りたがったり、抜きたがる！

虫歯の治療と聞くと、歯を削ったり、抜いたりするんだろうと思っている人が少なくありません。しかし、必ずしも歯を削ったり抜いたりすることが、患者にとってよい治療とは限りません。削ったり抜いたりすることで、噛み合わせが悪くなったり、虫歯ができやすくなったりする恐れもあります。当然、歯の状態によっては、削ったり抜いたりが必要なこともあります。ですが、口の中を少し見ただけで、「じゃあ、削りましょう」「抜くしかありませね」などと、治療方針を決めてしまう歯医者は、あまり腕がいいとはいえません。

新しい技術を取り入れてない！

虫歯の治療には、あの「キュイーン！」と唸る器具で、歯を削られるイメージが強くありますよね。子供のころに痛みを必死に我慢して治療を受けたという経験がある人も少なくないでしょう。しかし、現在の虫歯治療では、虫歯菌の殺菌やレーザー治療など、痛みが少なくて済むような技術が、どんどん開発されています。従来型の「削る、抜く」という治療メニューしかない歯科医院よりも、最新技術を取り入れた歯科医院の方が、新しい治療を受けられていいでしょう。

インプラントの治療ばかりを勧める！

最近、「インプラント」という言葉をよく耳にしますが、これは歯科治療の新しい技術となります。インプラントは、歯の抜けた部分に人口の歯を埋め込むというものです。入れ歯と違い、根元から埋め込むので、自然の歯に近いものになります。このインプラント治療を取り入れている歯科医院は多くありますが、それなりのリスクもありますし、費用もかかります。そういったリスクや費用について、十分な説明がないまま、インプラント治療を勧めてくる歯医者は、少し注意が必要でしょう。

予防についてのアドバイスをしてくれない！

「治療して終わり」では、またすぐに口内トラブルが発生して、歯科医院にいくことになってしまいます。よい歯医者であれば、ただ治療を行うだけでなく、生活習慣や噛み合わせなどから、予防についてのアドバイスを行ってくれます。再発防止に向けた指導をしてくれる歯医者は、信頼できるでしょう。

カウンセリングの不足！

医療全般において、「インフォームド・コンセント」は不可欠といえるでしょう。患者に対し、治療方針についてちゃんと説明しない歯医者は信用できません。鏡や写真を使って患者に歯の状態を見せながら、どのような治療の必要があるのか説明をしてくれるのが通常です。